カミソリ、電気シェーバー、毛抜き、除毛クリームなど、ムダ毛の自己処理には様々な方法がありますよね。
しかし、脱毛中に間違った自己処理をしてしまうと、脱毛の効果が無くなる、または施術を断られてしまう場合があるんです!
そこで今回は、脱毛中に避けるべき処理方法と正しい処理方法、脱毛前の自己処理の注意点についてまとめました。
目次
脱毛中は避けるべき処理方法
まずは脱毛中に禁止されている処理方法、おすすめできない処理方法から確認しましょう。
毛抜き・脱毛ワックス・脱毛テープ(毛根から毛を抜く行為)
脱毛中は、毛抜き・脱毛ワックス・脱毛テープなど、毛を毛根からぬいてしまう行為は禁止されています。
脱毛は黒色(メラニン色素)に反応する光を照射することによって毛根にダメージを与えるしくみになっているのですが、毛を毛根ごと抜いてしまうとその部分は脱毛機の光が反応しないため、脱毛効果がないのです。
また、脱毛は毛の成長期に合わせて2~3ヶ月ペースで施術を受けるのが理想的ですが、毛を抜く行為は毛周期が乱れる原因になるので、施術に適したタイミングがわからなくなってしまいます。
脱毛を長期化しないためにも、脱毛中の自己処理は毛根を残すことが絶対条件と覚えておいてくださいね。
毛を抜く行為はリスクが大きい!
毛抜きを使用した自己処理は効率が悪いうえ、下記のような肌トラブルの原因にもなります。
・毛を無理に引っ張ると毛穴が開いたままになる
・開いた毛穴から細菌が入り込んで炎症を起こす
・毛穴が傷つき色素沈着を起こす
・毛穴が傷つくことで成長したムダ毛が皮膚の表面に出れなくなり、埋没毛(埋もれ毛)になる
・毛を抜く時に痛みを伴い、流血することがある
脱毛中じゃないとしてもおすすめできない処理方法なので、毛抜きを使用している方はいますぐ他の方法に変更しましょう。
除毛クリーム
除毛クリームはアルカリ性の薬剤で、肌表面に顔を出している毛を溶かして除去することができます。
お手軽な自己処理方法ではありますが、肌も毛と同じくタンパク質でできているため、除毛すると同時に肌にもダメージを与えることになってしまいます。
「クリームを塗ったら肌がヒリヒリした」という体験談が多いのはそのためです。
特に、敏感肌の方は肌荒れを起こす危険性があります。
また、除毛クリームは毛根を無くす行為ではないので脱毛中でも使用可能と思われがちですが、ミュゼの公式サイトでは除毛クリームを使用すると肌を痛めるという理由で「3週間はサロンでお手入れができなくなってしまいますのでご注意ください」と案内されています。
もともと肌が強い方や、除毛クリームをよく使うという方でも、脱毛を始めたら使用を控えてくださいね。
カミソリによるシェービング
「毛を抜く行為じゃないからシェービングなら大丈夫!」とカミソリを使用している方が多いですが、残念ながらこの方法もおすすめはできません。
カミソリによる自己処理は、毛を剃るのと同時に肌の表面の角質層を傷つけてしまいます。
その結果、肌の乾燥しやくなる、炎症を起こす、色素沈着を起こすなど、トラブルの原因に繋がってしまうのです。
また、うっかり肌を切ってしまうリスクもありますよね。
肌状態が悪いと施術を断られる場合があるので、カミソリを使った自己処理も控えましょう。
脱毛中の正しい自己処理の方法
出典:ミュゼ公式サイト
脱毛中に最もおすすめの自己処理アイテムは、電気シェーバーです!
脱毛中のムダ毛の自己処理で守るべき条件は「毛根を残す」ことと「肌を痛めない」ことですが、電気シェーバーならこの2つの条件をクリアしています。
カミソリとは違い、肌に刃が当たらない構造になっているため、肌に優しいんですよ。
実際に多くの脱毛サロンが電気シェーバーの使用を推奨しており、店頭で販売をしている場合もあります。
電気シェーバーは2,000~3,500円程度で手に入ります。
フェイス用の電気シェーバーなら産毛もしっかり処理できて便利ですよ。
脱毛の1~2日前には自己処理が必要
脱毛する部分の毛は処理しておく必要があります。
毛が長く残ったままだと、脱毛機の光が毛根まで伝わらず十分な脱毛効果が得られません。
また、施術時に強い痛みを感じたり、やけどなどのトラブルを引き起こす危険性もあるのです。
自己処理のベストなタイミングは脱毛する2日前です。
もし自己処理によって肌に赤みやかゆみなどの症状が出てしまっても、2日あれば症状が落ち着く可能性が高いです。
また、毛が2mmほど伸びている状態のほうが脱毛機の光が反応しやすく、効果的な施術が受けられます。
ただし、毛が伸びるスピードには個人差があるため、処理してから1~2日でどの程度伸びるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
剃り残しの対応はサロンによって異なる
背中やうなじなど、手が届かない部位を無理してシェービングするケガをする恐れがあります。
身近に手伝ってくれる人がいれば良いですが、そうでない場合は脱毛サロンのシェービングサービスを利用しましょう。
大抵のサロンでは、自己処理が難しい部位はスタッフにシェービングを手伝ってもらえます。
ただし、シェービング代の有無や対応可能な部位はサロンによって異なります。
大手サロン5社のシェービングサービスを一覧にまとめました。
サロン | 剃り残しのシェービング対応 |
---|---|
シースリー | 襟足、背中、ヒップ、Oラインのシェービングは無料で対応(その他の部位も剃り残し程度なら無料で対応) ※シェーバーは持参する |
キレイモ |
パックプラン:うなじ、背中、ヒップ、Oラインは無料で対応 |
月額制プラン:うなじ、背中、ヒップ、Oラインは1回1,000円で対応 | |
銀座カラー | 襟足、背中、腰、ヒップ、ヒップ奥のシェービングは無料で対応 ※シェーバーは持参する |
脱毛ラボ | 部位問わず1回1,000円で対応(顔、VIOを含む場合は1回1,500円) |
ミュゼ | シェービングサービスなし |
【シースリー】部位問わず無料
シースリーはシェービングサービスが無料です。
料金を請求されることも施術を断られることもありませんので、精神的負担が無く安心して通えますね。
ただし、これはあくまでも “剃り残しの対応” です。
明らかに剃り忘れていたり、広範囲にわたってシェービングが必要な場合は、その部位を避けて照射を行うことになるのでご注意ください。
【キレイモ・銀座カラー】手の届かない範囲は無料
キレイモは手が届かない範囲(うなじ、背中、ヒップ、Oライン)の剃り残しであればシェービングサービスがありますが、契約するプランによって条件が異なります。
パックプランの契約者は、無料で対応してもらえます。
月額制プランの契約者は、シェービング代として1回につき1,000円を支払わなくてはなりません。
銀座カラーも手が届かない範囲(襟足、背中、腰、ヒップ、ヒップ奥)の剃り残しであればシェービングサービスがあり、無料で対応してもらえます。
ただし、自分で電気シェーバーを持参するという条件付きです。
電気シェーバーは店頭でも販売しているので、忘れてしまった場合はその場で購入することも可能です。
【脱毛ラボ】部位問わず有料
脱毛ラボでは、剃り残しがあった場合シェービング代として1回1,000円(顔、VIOを含む場合は1回1,500円)を支払わなくてはなりません。
手が届かない部位であっても有料なので、基本的に毎回料金を請求される覚悟でいた方がいいでしょう。
【ミュゼ】シェービングサービスなし
ミュゼにはシェービングサービスがありません。
剃り残しが合った場合、その部分は避けて施術を行うことになります。
脱毛中の自己処理の注意点まとめ
毛抜き、脱毛ワックス、脱毛テープなど、毛を抜く行為は禁止
除毛クリームやカミソリなど、肌を痛める処理方法は避ける
最もおすすめの自己処理アイテムは電気シェーバー
脱毛の1~2日前には自己処理が必要
シェービングサービスの料金と対応可能な部位は、サロンによって異なる
脱毛中に毛を抜いたり肌を傷つけたりすると、十分な脱毛効果が得られません。
効率よくスムーズに脱毛を終わらせるためにも、正しい方法で自己処理を行ってくださいね。
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